統合失調症とは

統合失調症のイメージ写真

統合失調症は、脳の情報処理にアンバランスが生じることで、幻聴・妄想・意欲の低下・感情の平坦化などが起こる病気です。「性格の問題」ではなく、生物学的な変化によって起こる医学的な病気です。比較的若い年代に発症することが多く、早期発見と治療が生活の安定につながります。

主な症状と原因

主な症状

  • 幻聴(自分を責める声・命令する声)
  • 被害的な妄想(監視されている、狙われている)
  • 思考のまとまりにくさ
  • 意欲の低下、引きこもり
  • 感情が乏しくなる、表情が硬くなる

統合失調症は大きく「陽性症状(幻覚・妄想)」「陰性症状(意欲低下・感情の鈍化)」「認知機能の低下(集中・判断力の低下)」の3つに分かれます。

原因

  • 遺伝的要因
  • 脳の神経伝達物質のバランス
  • 強いストレス
  • 思春期〜青年期の環境変化

これらが重なって脳の調整機能が崩れ、症状に至ると考えられています。

診断と治療

診断では、症状の経過や生活の変化、ご家族の情報などを丁寧に伺います。必要に応じて心理検査・血液検査を行い、身体疾患を除外します。
治療の中心は「抗精神病薬」で、幻覚・妄想を抑え、再発を防ぐ役割があります。副作用にも注意しながら、生活に合わせた量を調整します。
また、生活リズムの改善、ストレス管理、家族支援、デイケアや福祉制度の活用など、「薬+環境支援」が安定に大きく寄与します。
早期に治療を始めるほど、社会復帰しやすくなります。まずは一人で抱えずにご相談ください。