うつ病とは
うつ病は、気分の落ち込みや意欲の低下が続き、これまでできていたことが困難になる病気です。脳の働きやホルモンバランスに偏りが生じ、心だけでなく体にもさまざまな不調が現れます。「甘えているわけではない」「気持ちの問題ではない」ことが大切なポイントです。仕事・家事・育児などの負荷、ストレス、環境の変化などが重なり、誰にでも起こりうる病気です。早めに相談することで、よりスムーズな回復につながります。
主な症状と原因
主な症状
- 気分の落ち込みが続く
- 何をしても楽しくない、興味が持てない
- 眠れない、または寝過ぎてしまう
- 疲れやすい、体が重い
- 集中力の低下、判断できない
- 食欲の変化(減る/増える)
- 自分を責めてしまう
- 涙もろさ、焦り、不安の増加
原因
うつ病は1つの原因で起こるものではなく、複数の要因が重なり発症すると考えられています。
- 心身のストレス(仕事、人間関係、家庭環境)
- 睡眠不足や生活リズムの乱れ
- ホルモンバランスの変動
- 遺伝的な要因
- まじめ・責任感が強いなどの気質
こうした要素が積み重なり、脳のエネルギーや情報処理のバランスが崩れて症状が生じます。
診断と治療
診断
まず丁寧にお話を伺い、症状が続く期間、生活への影響、背景となる環境変化などを確認します。必要に応じて血液検査を行い、甲状腺の異常や貧血など、身体の病気による症状ではないかも調べます。
治療法
治療は「薬だけ」ではなく、複数の方法を組み合わせて進めます。
薬物療法
必要な場合にのみ、できる限りシンプルな処方で開始します。副作用やご希望にも配慮します。
休息と環境調整
まずは心身を休めることが重要です。休職の相談や生活リズムの調整もサポートします。
心理的アプローチ
考え方のクセやストレス対処法を一緒に整理し、再発しにくい状態を目指します。
うつ病は時間をかけながら回復していく病気ですが、適切な治療と支援があれば必ず改善していきます。つらさを一人で抱え込む前に、どうぞご相談ください。